久瀬 ゆり

名前　久瀬 ゆり / Kuze Yuri
誕生日　9/11
星座　おとめ座
血液型　AB

学年　中1（留年）
所属　私立卯雪女子中学校？

身長　150cm
体重　43kg
利き手　右
一人称　私

特技　特にない
趣味　オシャレな店巡り

好きなもの　正直な人
嫌いなもの　自分
休日の過ごし方　仕事

体力：A
知力：A
努力：A
メンタル：A
センス：A
スキル：壊れた心

これといった特徴のない清純な女の子。
達観した雰囲気の持ち主で、いつも微笑んでいる。
不登校なので、見かけること自体が珍しい。

彼女に特別な役割はない。

感情の起伏に乏しく、怒っているのか喜んでいるのかすらわからない。
大体いつも微笑んでいるのは、そうしていれば誰も悪い気分にならないから。

基本的に素行は良く所作は丁寧、人当たりも非常に柔らかい。
頼めばどんなことでもやってくれる。
それが彼女の素の部分であるかどうかは、彼女自身もわからなくなってしまった様子。

頭の回転が早く、様々な課題を機転とアイデアで切り抜ける。
運動も得意であり、大人の男性相手に柔道技をきめたり、
全速力の自転車を走って追い抜かしたり、
骨折しても気が付かないなど、脳のストッパーが外れているようなシーンも見受けられる。

すでに廃れた金剛流という武術をベースとしたフリースタイルの近接戦闘を得意とする。
しかし、前述の通り力加減ができないため、他人の制御を必要とする。
死ぬよりも苦しいことを散々体に刻み込まれてきたので、本人からしてみれば、勝ち負けはどうでも良い。
それが誰かの指示であれば刃を振るい、捨て駒になれと言われれば喜んで身を差し出す。

不登校気味で留年となってしまっているため、あゆたちよりも一つ以上は年上である。

よく笑い、よく泣き、ごく普通に恋をする、心優しい女の子だった。
“あの事件”が起きるまでは——。

花村 あゆ / 箱庭育ちお嬢様
御影池 愛乃 / 頭お花畑お嬢様
星埜・アルフレッド・理々 / 能天気お嬢様

恋人 / ？？？

保護施設から脱走してからは、学校の空き教室や公園などで寝泊まりしていた。
恋人ができてからは、恋人の家で生活することができる。

父親が不倫したせいで母親に殺され、それからは母親の元で育った。
裁判に負けた父親の負債を一部工面することになった母親と共に借金取りに追われる生活をしていた。
ある日、ゆりは借金取りの示談に応じ自分の身体を売ってしまう。
それを目撃した母親はその場で借金取りを殺害し、その場で自ら命を絶ってしまった。
一度は施設に入れられるも、疎外感から脱走、その際に犯罪組織に拉致される。
以降、奴隷のような日々を送る。
身体を差し出すこと、手を汚すこと……回を重ねるうちに、それは段々と彼女の「生きる理由」となっていった。
こうすれば母が苦しまずに済む、何もしてあげられない自分が役に立てるというこれ以上ない幸福に包まれる。
―― 錯覚でもなんでも良かったのだ。

犯罪組織で一定の地位を確立してからは、密売から詐欺まで何でもやらされることになった。
人を殺めても自分を壊しても何とも思わない自分を「才能がある」と思い込むことで律している。
悪いとは思いつつも、空虚な自分に明確な「役割」を与えられることに喜びを感じ、生きることをやめないでいる。

ついには組織の命令を無視してまで尽くすようになる。
飼い殺せなくなった組織は彼女を追放し、証拠隠滅のため殺害を命じた。
以来、逃亡生活を送っている。

そんなある日、彼女は一人の少女に出会い、そして恋をする。
一緒にいることを決めてからは、今の自分も好きになれた。世界が色づいて見えた。

物語は、ここから始まる――。